【Amazon返品実録】Pixel 10 Pro Foldケースの罠 ― 「MIL規格」FLURIKAマグネットケースを返品するまでの全記録
最初に購入したケースは、iPhone 16 Pro Maxでも愛用している「PITAKA」のアラミド繊維製を期待して選びました。購入したのは、【米軍MIL規格】FLURIKA マグネット for Google Pixel 10 Pro Fold ケース。色はBlack & Blueで、価格は3,199円。「MagSafe対応」「カーボンファイバー」「アラミド繊維」というキーワードが並び、いかにも堅牢で上質そうな印象を受けました。
しかし、届いて手に取った瞬間、その期待は崩れます。手触りはPITAKA特有の高密度な織り感ではなく、どこか安っぽく、軽くてプラスチック的な質感。素材も“アラミド調”といった印象で、本物のアラミド繊維とは異なるものでした。
■ 合わない形状と不満の始まり
Google Pixel 10 Pro Foldをはめ込んでみると、閉じた状態で画面側のケースがゆるく、枠にしっかりとはまらない。カメラ部分のくり抜きも微妙にズレており、ボタン位置も完璧ではない。全体の剛性が甘く、ヒンジの開閉時に違和感が出てしまう。見た目だけでなく、実用面でも「これでは使えない」という感触でした。
■ Amazonでの返品手続き
返品理由を選ぶ画面では、「違う商品が届いた」「商品に不具合がある」どちらも該当していましたが、最終的に後者を選択。詳細欄には以下のように記載しました。
商品ページに記載された「Google Pixel 10 Pro Fold」対応ケースとして注文しましたが、
届いた商品はサイズが合わず、閉じた状態で画面側のケースがゆるく枠にしっかりはまりません。
また、カメラやボタン位置のくりぬき穴がずれており、装着できない状態です。
仕様違いまたは誤出荷の可能性があります。
申請を送信するとすぐにAmazonから「返品受付ID:*********」が発行され、返品受付完了の画面が表示されました。
■ 新しいケース ― Google Pixelsnap への乗り換え
その後、代替品を探してAmazonをいろいろ見て回りましたが、どれも決め手に欠けました。そこで最終的に選んだのが、Google Pixel 10 Pro Fold 用 Google Pixelsnap ケース Obsidian です。
ソフトシリコン素材で、手に取った瞬間に柔らかく上質な手触りを感じました。前面(外側画面側)のケース裏には、粘着力の強すぎない薄い両面テープが仕込まれています。これは恐らく、開閉時にケースがずれないようにするための設計だと思われます。
ヒンジ部分は保護されていませんが、ヒンジの金属色とObsidianのツートンカラーが非常にバランスよく、むしろデザイン上のアクセントになっています。
そして最も嬉しいのは、開閉のしやすさです。ケースの縁が斜めにカットされており、指の引っかかりが生まれてスムーズに開けるようになっています。以前のように「滑って開けにくい」という不満は解消されました。
■ 手触り比較 ― PITAKAとの違い
ここで触感について補足しておきます。PITAKAのアラミド繊維ケースは、ざらっとした独特の織り目があり、指にしっとり吸い付くような感触で非常に滑りにくい。一方、Google純正の Pixelsnap ケースは柔らかくマットな質感で、優しい触感ではあるものの、PITAKAほどの“吸着感”や高級感はありません。
言い換えるなら、PITAKAが「滑らない安心感」なら、Pixelsnapは「ほどよく柔らかい安心感」という印象です。
信頼できる純正クオリティ
Google純正の Pixelsnap ケースは、派手さはないものの質感・機能・精度の三拍子が揃った製品でした。PITAKAほどの高級感や織り込みの密度はないものの、デザインと機能性のバランスが取れた仕上がりです。ヒンジの美しい見た目も相まって、Pixel 10 Pro Foldの完成度を自然に引き上げてくれるケースだと感じました。


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