Google Pixel FoldからGoogle Pixel 10 Pro Foldへ機種変更した記録

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Google Pixel FoldからGoogle Pixel 10 Pro Foldへ機種変更した記録

2年前に購入した Google Pixel Fold を、ようやく新機種「Google Pixel 10 Pro Fold」に機種変更しました。
本当はもっと早く変えたかったのですが、新しいモデルが出るまで待っていたため、今回はかなり久々の買い替えです。

回線は楽天モバイルから au に変更。
申し込みは スマホトクするプログラム で行い、料金プランは「auバリューリンクプラン」、
オプションとして「故障紛失サポート ワイド with Cloud」を付けました。

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申し込みと契約の経緯

これまではパソコンから手続きしていたのですが、
毎回「au IDの紐づけ」で途中から進まなくなる問題がありました。
原因を探ってみると、同じau IDで2台同時にスマホトクするプログラムを契約しているため、
内部で認証エラーのような状態が起きていたようです。

そこで今回は、最初から機種変更対象のスマホ(Pixel Fold)から直接au IDにログインして手続きを進めることにしました。
結果として、今回はほとんど詰まることなく進みました。

ただし途中の「本人確認」で「この携帯では本人確認に進めません」と表示されました。
原因は、バックグラウンドで動作していた Panels というアプリでした。

Panels は、画面の端をスワイプすることでアプリランチャーを呼び出せる便利ツールです。 しかし、カメラや画面認証を呼び出す処理と競合する場合があります。

このアプリを終了させたところ、すぐに本人確認が通り、手続きが完了しました。

契約条件

端末は Google Pixel 10 Pro Fold Jade 256GB。
支払いは以下の通りです。

  • 現金販売価格(税込): 275,500円
  • 総支払額(税込): 275,500円
  • 賦払金(月額)(初回): 7,096円
  • 賦払金(月額)(2~23回): 7,082円
  • 賦払金(月額)(24回): 112,600円
  • 年率: 0%
  • 支払回数: 24回/26ヶ月

最終回に端末を返却しない場合は、残価の112,600円を一括または延長分割で支払うことになります。

端末到着と初期設定

10月9日にPixel 10 Pro Foldが到着しました。
まずは旧機種Pixel Foldで、アプリのバックアップとID・パスワードの確認を行いました。

今回の契約はMNP(他社からの乗り換え)なので、
「ご注文番号」「ご注文履歴確認用パスワード」「切り替え予定の電話番号」を準備します。

auの受付時間は9:00〜21:15ですが、5:30時点で試しにQRコードを読み込んで進めてみました。

起動後、「別のデバイスを使ったセットアップ」と表示。
auの案内では「回線切り替え後にデータ移行する」と書かれていましたが、
画面に出たのでそのまま試してみることにしました。

Pixel FoldでQRコードを読み取り、パターン認証→Wi-Fi設定→Pixel更新→Googleアカウント追加と進みましたが、
この時点で「カメラが起動しない」という問題に遭遇。

後からわかったのですが、これはデータ移行プロセスのタイミングによるもので、
「後で行う」を選択して進めればカメラが使えるようになります。

セットアップ中の設定(Gemini・共有機能)

セットアップ中に「OK Googleでハンズフリー操作を有効にしますか?」という画面が出ました。
Pixel 10 Pro Foldはプライベート利用が中心なので、Gemini(旧Google Assistant)を利用する設定にしました。

次に「近くの連絡先とコンテンツ共有を許可しますか?」という画面が出ました。
この機能はAndroid間でデータをやり取りできる「近くの共有」です。

「近くの共有」はBluetoothとWi-Fiを利用して、近距離にあるAndroidデバイス間で写真・ファイルを転送する機能。 iPhoneやWindows PCには直接送れないため、あくまでAndroid向けの機能です。

今回は「同意する」を選択し、Android間での共有を有効にしました。

SIMカードの設定とナビゲーション操作の変更

au回線の開通後、SIMカード設定も問題なく完了しました。

次に、操作感を従来の「◀ ● ■」の3ボタン式に戻す作業を行いました。
Pixel 10 Pro Fold(Android 14)では設定階層が変わっており、
「設定 → システム → ジェスチャー → システムナビゲーション」にはその項目がありません。

最終的に見つけた正しい手順は次の通りです:

設定 → ユーザー補助 → システム操作 → ナビゲーションモード → 3ボタンナビゲーション

これで画面下に「◀ ● ■」が復活し、以前と同じ操作感になりました。

回線切替と旧端末の返却手続き

auのご利用ガイドに沿って、電話回線の切り替えを行いました。
QRコードからログインし、契約内容を確認して「回線を切り替える」を押します。
切り替え完了後、旧機種と新機種の電源を切って30分待機しました。

その後、旧端末Pixel Foldを返却するために、携帯から 157 に電話しました。
音声案内で「3 → 2」と進み、暗証番号を入力。
オペレーターに繋がるまで約10分待ちました。

返却について説明したところ、当初は「auショップでの返却」を案内されました。
しかし、以前も同じような説明を何度も繰り返す羽目になったため、今回は「郵送で対応してください」と依頼。

結果、本人限定郵便での返却手続きをしてもらえることになりました。
発送は連休明けの10月4日頃、到着まではおよそ1週間。
やはり「スマホトクするプログラム」は毎回手続きが煩雑です。

データ移行

データ移行は、設定画面から
「データのバックアップまたはコピー」→「Android Switchを使用してデータをコピー」を選択。

「開始」→「Google Pixel または Android デバイス」→QRコードスキャン→コピーするデータを選択、と進めました。
最初はWi-Fi経由で始まりましたが、途中で「速度を上げたい場合はケーブルを接続してください」と表示。
USB-Cケーブルを接続すると、転送速度が劇的に向上。
残り時間が1時間から20分に短縮し、処理がスムーズに進みました。

完了後、「コピーが完了しました」と表示。
メッセージ・通話履歴・写真・動画・音楽・ドキュメント・アプリ設定などすべて移行され、
203個のアプリはセットアップ後に自動インストールされました。

Google Pixel 10 Pro Foldへ設定移行中です

顔認証・指紋認証の設定

顔認証と指紋認証の両方を設定。
最初はiPhoneのように「顔認証後スワイプ」で試してみましたが、
最終的に「ロック画面をスキップ」をオンにしました。

設定手順は次の通りです:

設定 → セキュリティとプライバシー → デバイスのロック解除 → 顔認証 → ロック画面をスキップをON

これにより、顔認証・指紋認証後にスワイプなしで前回画面に即復帰できます。
セキュリティ的には多少リスクがありますが、操作が格段に快適になりました。

Panelsアプリの復元

以前の端末で使用していた「Panels」アプリは、機種変更直後は動作しませんでした。これは、旧機種(Google Pixel Fold)の時点で、アプリ内の機能を使って設定のバックアップをGoogle Driveに保存していたおかげで解決できました。

新しい端末でアプリを起動後、Google Driveからバックアップを復元する操作を行ったところ、以前のアイコン配置や設定内容が完全に再現されました。アプリによっては、こうした手動でのバックアップと復元が非常に重要です。

ただし、Pixel 10 Pro Foldの内側ディスプレイ(大画面)では、
Android 14の仕様変更により、Panelsメニューは呼び出せません。
背景画像の切り替えは可能ですが、メニュー呼び出し部分だけは対応していません。

ケース未装着時の使用感

ケースが届くまでの間、裸の状態で使っていましたが、
メイン画面を開くとき、縁が滑って非常に開けにくいと感じました。
Pixel Foldよりもフレームが丸みを帯びていて、ヒンジのテンションもやや強め。

正直なところ、片手で開くのはほぼ無理。
両手を使わないとスムーズに開閉できません。
ケースを装着すれば、指がかかる部分が増えるので改善するはずです。

外側画面用フィルムの貼り付けと使用感

Pixel 10 Pro Fold の外側ディスプレイ用に、Amazonで
Spigen Google Pixel 10 Pro Fold ガラスフィルム 指紋認証対応 9H+強化ガラス AluminaCore 貼り付けキット付き 2枚入 ナノコーティング 飛散防止 EZ Fit Pro AGL09665
を購入しました。

今回はPixel 10 Pro Foldの発売に合わせてリリースされた、完全対応の専用設計フィルムを選びました。

このフィルムはSpigen製で、専用の「貼り付けガイドケース(EZ Fit Pro)」が付属しており、
Pixelを治具にセットして位置を固定し、そのままフィルムを落とすだけで正確に貼れるというタイプです。
最近はこの方式をよく使っていますが、今回も非常に綺麗に貼り付けることができました。専用設計のため、ディスプレイの形状やエッジ部分に完璧にフィットし、安心感があります。

フィルム自体の透明度も高く、エッジ処理も丁寧で、指滑りも良好です。
ただし、ひとつだけ気になる点がありました。
それは、指紋の跡が非常に目立つことです。

Pixel 10 Pro Foldの外側画面は頻繁に操作するため、
指紋が付きやすいのは仕方ないのですが、
このフィルムは特に油膜が残りやすく、光の反射で跡が強く見えてしまいます。

以前iPhone 16 Pro Maxを使っていたときにも同じことがあり、
どうやらナノコーティングの品質やロット差によって指紋の付きやすさが変わるようです。
同じSpigen製品でも購入時期が違うと、
「指紋が目立ちにくいもの」と「油膜が残りやすいもの」がある印象です。

今回のものは後者だったようで、日常的にやや気になるレベルでした。
保護性能や操作感は申し分ありませんが、見た目を重視するならアンチグレアタイプや
オレオフォビックコート強化型を選ぶのが良いかもしれません。
気になるようであれば、後日貼り替えを検討します。

✅ 参考リンク(Amazon商品ページ)
「Spigen Google Pixel 10 Pro Fold ガラスフィルム AGL09665」って思ったが、もう売ってなかった。。。

Google Pixel FoldからGoogle Pixel 10 Pro Foldへ機種変更した記録

壁紙切り替えアプリの実験

現在、「Auto Change Wallpaper」に代わる壁紙切り替えアプリとして
Wallpaper Changer(by j4velin)を試しています。

このアプリは一定時間ごとに自動で壁紙を切り替えることができ、
表示範囲の調整や拡大表示などの細かい設定も可能なようです。
現在、トリミングや拡大機能がどこまで自由に使えるかを実験中です。
結果がまとまり次第、別記事としてまとめる予定です。

まとめ

今回の機種変更は、単なる端末の乗り換えではなく、
Android 14の新しい設定体系やアプリ挙動の変化を含め、
一つひとつ手順を確認しながら進めた、実験的なプロセスでもありました。

Pixel 10 Pro Foldはハードウェア面で非常に完成度が高く、
顔認証・指紋認証の反応、ディスプレイ品質、転送速度、どれをとっても申し分ありません。

ただし一方で、Panelsのような常駐アプリが制限を受けるなど、
Android 14では自由度が少し下がった印象もあります。

それでも、自分で調整しながら最適化していけるのがPixelの魅力。
今回も、細かい設定を見直すことで、操作性と利便性を両立できる環境を作ることができました。

✅ 参考リンク

この記録は「Pixel 10 Pro Fold 実使用シリーズ」として保存しました。
次回は、ケース装着後の開閉感や壁紙設定の最適化について追記する予定です。

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